そして、昼休みまでをふらふらになりながら過ごした私にとって唯一の心のよりどころは、いつメンだった。


「みゆちゃん絵描いてよ~」

美幸に絵を描いてとせがんでいるのは麻友だった。


いつもこんな光景を見ていて、

当たり前だと思っていた。


でも、心の余裕がなくなっていっぱいいっぱいになった私には

この光景がなんだかとても微笑ましく見えた。