「ちょっと待ってて。つれてくるよ」
「はーい」
数分後。
こんどは3匹のネコちゃんたちを抱えた安田くんが来た。
「ほら、おりて」
安田くんが優しくネコちゃんたちに声をかけ、そっと腕からおろす。
「うわあ、かわいいっ!」
あたしの前にストン、と優雅に立ったのは……白ネコ、黒ネコ、黒ネコの3匹。
「この白い子はユキで、こっちの黒い子がノアで、この黒ネコはニナっていうんだ」
「そうなんだ!」
ユキちゃん、ノアちゃん、ニナちゃん。
よし、覚えた!
「あの、なででみてもいい? だいじょうぶ?」
早くふわふわの毛にふれてみたくてそう訊く。安田くんは笑顔で頷いた。
あたしの家はペットを飼うの禁止だから、なんか緊張する。

