ガチャ、とドアの開く音がした。見ると、当たり前だけど安田くんが立っていた。
「はい、これ」
彼がそう言って部屋の中心にある机に置いたのは、オレンジジュースとおいしそうなクッキー。
「ありがとう!」
クッキーおいしそう! あたし、甘いもの大好きなんだよね!
とりあえず、のどが渇いていたのでオレンジジュースをいただいた。おいしい。
チラと安田くんを見ると、なにかを探しているようだった。
「……どうしたの?」
なにかあるのかな?
「あ、いや。ユキたちはどこにいるのかなと思って。澤上さんに見せてあげたいのに」
あ、そうか! ユキちゃんたち!
写真で見てあんなにかわいかったんだから、もっとかわいいんだろうなぁ。
今からワクワクする。

