……はぁ、でもここまで来るのは大変だったなぁ。 ふと、あたしはそう思った。 なにが大変だったかっていうと、安田くんといっしょに帰っていくときの女の子たちからの視線。 ものすっごくにらまれた。 ……安田くんは気づいてなかったみたいだけど。 でも……みんな、ごめんね。 みんな安田くんを好きなのに、あたしだけこんなふうに……。 うわー、もうすっごい罪悪感! 今こんなこと考えてもしょうがないのに! なにか他のことを考えよう、なんて思っていたとき。