「あんなんよければよかっただろ、バカ」 また軽いキス。 「っ……」 まだ慣れないキスの波にあたしは溺れるしかないみたいだ。 「おねがっ、はな、して……っ」 これ以上されたらドキドキしすぎて死んじゃう! と、思ったところで。 コツコツとろう下のほうからこちらに近づいてくる足音がきこえた。 「……チッ。今日はこれくらいで許してやるけど、もうこんどは容赦しないからな」 耳もとでそうささやかれて、あたしは「はい」と頷く。