ひええ、なんとなくわかってたけどやっぱみられてたとは!



「俺を嫉妬させるとかホントすごいよね。勇気あるよね。いまからすることは罰だから覚悟しておいてね」



誠はそう、いっきに言ってからニヤリと笑った。



「……え?」



罰? どういうこと?



そう、きく前に。



「んっ……」



唇に生暖かい感触。



まただ。不意打ちのキス。



でも、ここは家じゃない。学校だ。



「ま、誠……ダメっ……」



こんなとこ誰かにみられたら、そう思うと不安でしょうがない。