「どういう、ことですか?」 驚きのあまりうまく舌がまわらなくなる。 実さんは少し困ったような顔になって、それからまた微笑んだ。 「うーん、あのね……」 なにから話せばいいんだろう、彼はそうつぶやいたあとで。 「俺ね、この公園で……1回あってるんだよね、桃花ちゃんと」 「え?」 あたしが実さんと会ったことがある、って? 知らない。覚えてない。 あたしは今日が初対面だと思ってた。