「都築くん……あの、これは」 先輩たちの顔に明らかにあせりの色がみられる。 あたしだって……ビックリした。 だって、殴られると思ってたし。それに誠がこんな場所にくるはずもないって思ってたし。 誠の表情は怖ろしかった。 顔は笑っているのに、目は笑っていない。 全身からは殺気がでているような気がする。そうだ、笑っているからこそ怖いんだ。 「……どんな理由があったのか知らないけど、3対1でかかってくるなんて卑怯じゃない?」 「それはっ……」 先輩のひとりがキッとあたしをにらみつける。