でも、あとでみんなに気づかれないように保健室とかに行こっかな……。 そう考えていたときだった。 「……わっ!」 不意に、ふわりとからだが宙に浮く感覚。 決してあたしが宙に浮くといった超能力を得たというわけではない。 あたしのひざの裏と背中には2本の力強い腕のようなものがあって。 ……え、いったいどういうこと? 「キャーッ!!!!」 状況を把握する前にあちこちから聞こえてきたのは、かん高い女の子たちの叫び声。