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夜。



家に帰ってきたあたしは、自分の部屋でぼーっと今日のことを考えていた。



今日の都築くん、ホント優しかった……。



いつもはありえないくらい意地悪なのに。



なんだか今日の都築くん、よくわかんなかった……。



あたしのこと「召使い要員だ」なんて言いながらもなにもさせなかったし。



うーん、これじゃただのデートみたいだ。



いったい、都築くんはなにをしたかったんだろう?



「んー……」



いくら頭をひねっても答えが出なかったから、もう寝ることにした。