三つの世界 ⒈


そう、いつものこと…そう思うと勝は、翔がとてつもない変態なんじゃないかと思い始めた。人のしかも、女の子の部屋に入りたいだなんて…
「勝…なんか変な事考えてないよな…?」
ギラり…翔の蒼色の瞳が、深い藍色になった気がした勝。その瞳には、鋭い光が…!

勝はなんで分かったんだ!と思いつつ、ブンブンと首を振った。
「それで、話に戻るけど…」
「だから、ダメだって!ダーメ!」
翔もねばるが、乃恵瑠は、一歩も譲らない
「じゃあ、ほらジャンケンで決めようよ!」
「はぁ?懲りないな~ダーメ!負けたらやだもん。」
「…ちぇ、わかったよ。」
翔は、やっと理解したのか渋々諦めた。
だが、名残をおしそうに、ブツブツとつぶやいている。

はぁ、やっぱり変態…って思っていると、
「勝…」
「い、いえ!何にも言ってません!!」
とまた、首をブンブン振った。