「みなさん、すぐに静かになりましたね。
あっ!自己紹介しますね。」
凄い美声の女の人が、黒板に自分の名前を書き始めた。
「私、“夜露・クレッシェンド"【よつゆ・クレッシェンド】と言います。宜しくお願いします。」
最後は、ニッコリと笑顔で言った。
乃恵瑠は、内心、
(この5−2クラスは不良ばっかで、この学院の一番怖い先生でも手に負えないほどだから、先生達がこの先生に押し付けたんだろうな…。)
と、思っていたが、さっきの行動を見て、
(全然この先生なら大丈夫かも。)
と、思い直した。
「さて、早く帰りましょっか?」
ぱんっ!と、凄い美声の女の人、夜露先生は、手を叩いてニッコリとまた笑顔を作った。
その後すぐに帰りの会が終わり、いつもの二倍以上の早さで、帰ることが出来た。

