「ちょっと、本当どういうことですか…」
「すげぇ、似合ってんぞ!」
話を聞いてくださいよ…。
知り合いだという人の家にあげてもらい、そこの女房に奥に通されたかと思うとあれよあれよという間に藤黄色の着物に身を包まれた。軽く結っていた髪も一度下ろされ、きっと流行りなのだろう髪型に結われて最後に可愛らしい髪飾りをつけて完成。考えてみたらここに来てしばらくたつのに女物の着物来てちゃんと髪を結ったのも初めてかもしれない。男ばかりの屯所にいるからそれも仕方ないと思うけれど、やっぱり私もまだ若い女なので。
少し苦しいくらいに締められた帯に手がいかないように気を付けながらしたに降りると小さくつまずいたのを永倉さんが支えてくれた。
「ありがとうございます」
「おう、にしてもすげえな。化粧もちょっとしてあんのか?いつもと全然違って見えんぞ」
「恥ずかしいからやめてください」
きっと今は顔が赤いと思う。なんだか袴に慣れてしまって女の人の格好をするのが恥ずかしくなってしまった。
「それでこの格好をする意味はなんなんですか」
「屯所ん中のやつらって椿の女の格好とか見たことねぇし、女って着物だけでも結構化けるだろ?だから丁度いいんじゃねぇかなって。俺も一応幹部だからな、平隊士のあいつからしたら話しかけづらいだろ。女連れだったら野暮ってもんだしな」
「永倉さん…天才ですか」
なんて素晴らしい作戦なんだろう。それに永倉さんと一緒ならより回りに気を配ることができる。それでは、とお礼を告げて外にでるとさっそく永倉さんの手をとった。
「つ、椿?」
「歩きづらいですか?」
手を繋いでいると歩幅もあわせないといけないから歩きづらいだろうかと首をかしげるとふいっと目をそらされる。
「いや、別に…そんなことはねぇけどよ」
「そうですか」
とか言っておくけどすぐ横を歩いていれば表情もよく見えるもので目元が赤くなっているのを見てかわいいなんて思ってしまう。永倉さんは見た目も性格も結構男らしいけど女慣れはしていないのかちょっと近くなると赤くなるところがかわいい。なんだろう、ギャップ萌えみたいなものだろうか。
慣れない女物の着物は必然的に歩幅が小さくなるため軽くつまずくたびに永倉さんのたくましい腕で支えられる。なんだろう、自分がすごく女くさい気がして私も少し照れてしまう。
「すげぇ、似合ってんぞ!」
話を聞いてくださいよ…。
知り合いだという人の家にあげてもらい、そこの女房に奥に通されたかと思うとあれよあれよという間に藤黄色の着物に身を包まれた。軽く結っていた髪も一度下ろされ、きっと流行りなのだろう髪型に結われて最後に可愛らしい髪飾りをつけて完成。考えてみたらここに来てしばらくたつのに女物の着物来てちゃんと髪を結ったのも初めてかもしれない。男ばかりの屯所にいるからそれも仕方ないと思うけれど、やっぱり私もまだ若い女なので。
少し苦しいくらいに締められた帯に手がいかないように気を付けながらしたに降りると小さくつまずいたのを永倉さんが支えてくれた。
「ありがとうございます」
「おう、にしてもすげえな。化粧もちょっとしてあんのか?いつもと全然違って見えんぞ」
「恥ずかしいからやめてください」
きっと今は顔が赤いと思う。なんだか袴に慣れてしまって女の人の格好をするのが恥ずかしくなってしまった。
「それでこの格好をする意味はなんなんですか」
「屯所ん中のやつらって椿の女の格好とか見たことねぇし、女って着物だけでも結構化けるだろ?だから丁度いいんじゃねぇかなって。俺も一応幹部だからな、平隊士のあいつからしたら話しかけづらいだろ。女連れだったら野暮ってもんだしな」
「永倉さん…天才ですか」
なんて素晴らしい作戦なんだろう。それに永倉さんと一緒ならより回りに気を配ることができる。それでは、とお礼を告げて外にでるとさっそく永倉さんの手をとった。
「つ、椿?」
「歩きづらいですか?」
手を繋いでいると歩幅もあわせないといけないから歩きづらいだろうかと首をかしげるとふいっと目をそらされる。
「いや、別に…そんなことはねぇけどよ」
「そうですか」
とか言っておくけどすぐ横を歩いていれば表情もよく見えるもので目元が赤くなっているのを見てかわいいなんて思ってしまう。永倉さんは見た目も性格も結構男らしいけど女慣れはしていないのかちょっと近くなると赤くなるところがかわいい。なんだろう、ギャップ萌えみたいなものだろうか。
慣れない女物の着物は必然的に歩幅が小さくなるため軽くつまずくたびに永倉さんのたくましい腕で支えられる。なんだろう、自分がすごく女くさい気がして私も少し照れてしまう。

