「…わかった。今飲むからこっちにおいてくれ」
「はぁい」
その言葉にすっと居すまいを正すと土方さんの手元にお茶と近藤さんから貰った大福餅を差し出した。
「近藤さんが二人で食べてくれってくださったんですよ」
「ったく、あの人は…」
なんていいながらも嬉しそうに笑って餅を頬張る土方さんはなんだか可愛くて試衛館の時もこんな風だったのかなと思いながらお茶をすすった。
「茶も、熱いほうがうまいよな」
「…なんていうか、土方さんって色男ですよねぇ」
湯飲みを受け取って盆にのせながらいうと口元が歪んだのが見えた。気がついたら見えるのは部屋の天井と綺麗に整った土方さんの顔で。ぺろりと餅の粉がついた口の端をなめた舌の横をさらっと長い髪が滑り落ちてきてそれは私の頬にまでかかった。くすぐったくて目を細めると先程まで筆を持っていた手が頬に当てられる。
「で、俺をあんな風に誘った覚悟はできてんだよな?」
「やだ、まだ昼間ですよ?」
「よく見えるから好都合だ」
「ちょっ…んんっ」
噛みつかれるように唇を重ねされておもわず目を瞑った。だってあんな綺麗な顔が近くに来たらどきどきしちゃうじゃない。
なんども角度を変えて触れるそれは少しかさついていて、やっぱりどきっとした。離れていく前に閉じていた唇をなめられてぴくりと肩を揺らした。
「お前、生娘か?」
「違います。ってこんなところ他の隊士に見られたらどうするんですか」
「色気ねぇこというなよ。さっきのはどこいったんだ」
「あれは最終手段です。休んでもらうためにやったのに運動しようとしないで下さい」
「運動ってお前…くくっ、おもしれぇ奴だな」
「奉公先の女の人孕ませた人に言われたくないです」
笑っていた口元と眉間をひくっとさせた土方さんの肩を押すと案外簡単に退いてくれた。
「お前、それどこから…」
「秘密ですよ。じゃあ、片付けてきますね、お仕事頑張ってください」
「あ、おいっ!!」
「失礼します」
上がる声を軽く無視して襖を閉めると鼻唄まじりに廊下を軽やかに進んだ。
土方さんはやっぱり結構なプレイボーイだったけどそれに劣らないくらいの色男だったから乙女の唇を奪ったことは許してあげよう。
「はぁい」
その言葉にすっと居すまいを正すと土方さんの手元にお茶と近藤さんから貰った大福餅を差し出した。
「近藤さんが二人で食べてくれってくださったんですよ」
「ったく、あの人は…」
なんていいながらも嬉しそうに笑って餅を頬張る土方さんはなんだか可愛くて試衛館の時もこんな風だったのかなと思いながらお茶をすすった。
「茶も、熱いほうがうまいよな」
「…なんていうか、土方さんって色男ですよねぇ」
湯飲みを受け取って盆にのせながらいうと口元が歪んだのが見えた。気がついたら見えるのは部屋の天井と綺麗に整った土方さんの顔で。ぺろりと餅の粉がついた口の端をなめた舌の横をさらっと長い髪が滑り落ちてきてそれは私の頬にまでかかった。くすぐったくて目を細めると先程まで筆を持っていた手が頬に当てられる。
「で、俺をあんな風に誘った覚悟はできてんだよな?」
「やだ、まだ昼間ですよ?」
「よく見えるから好都合だ」
「ちょっ…んんっ」
噛みつかれるように唇を重ねされておもわず目を瞑った。だってあんな綺麗な顔が近くに来たらどきどきしちゃうじゃない。
なんども角度を変えて触れるそれは少しかさついていて、やっぱりどきっとした。離れていく前に閉じていた唇をなめられてぴくりと肩を揺らした。
「お前、生娘か?」
「違います。ってこんなところ他の隊士に見られたらどうするんですか」
「色気ねぇこというなよ。さっきのはどこいったんだ」
「あれは最終手段です。休んでもらうためにやったのに運動しようとしないで下さい」
「運動ってお前…くくっ、おもしれぇ奴だな」
「奉公先の女の人孕ませた人に言われたくないです」
笑っていた口元と眉間をひくっとさせた土方さんの肩を押すと案外簡単に退いてくれた。
「お前、それどこから…」
「秘密ですよ。じゃあ、片付けてきますね、お仕事頑張ってください」
「あ、おいっ!!」
「失礼します」
上がる声を軽く無視して襖を閉めると鼻唄まじりに廊下を軽やかに進んだ。
土方さんはやっぱり結構なプレイボーイだったけどそれに劣らないくらいの色男だったから乙女の唇を奪ったことは許してあげよう。

