「この時代の政治や字を教えてほしいのです」
「政治や字を、ですか」
「はい。山南 さんは詳しいだろうな、と」
「そうですね。新選組の中でなら、私を選んで正解かもしれません。いいですよ、教えてあげます」
「本当ですか!よろしくお願いします」
゙仏の山南 ゙様々だ。
普通なら手を伸ばしても来れないところにきたんだ。どうせならいろんなことを知っていきたい。それは私の今後にも関わると思うし。
「私がいないときは永倉くんでもいいと思いますよ」
「永倉さんですか?」
「ええ、彼も政治については詳しいですから」
「わかりました」
「あぁ、ちょうど永倉くんが次の監視でしたね。少し話をきいてみてはどうですか?」
「それなら仕事もできるし話も聞けるし、いいですね、ありがとうございます」
「何も娯楽がありませんからね。それくらいのことならお安いご用ですよ」