シオン【完結】


「そろそろ衣替えだな~」

「少し涼しいな」

「夏服のが好きなんだよな」

「学ランカッコいいじゃん」

「そうかあ?りょう、前にブレザーカッコいいって言ってたじゃん」


あ、昔はそう思ってたかも。
でも、何だろう。
成長すると学ランってカッコいいって思うんだよな。不思議な事に。

俺の好みだろうけど。


「あ、ちょっと先に行ってて」


準備を終えた祥太郎にそう声をかけると、「わかったー」と返事が来て先に部屋を出る。


部屋に一人になった俺は。


昨日カバンに突っ込んだプレゼントを取り出して、机の上に置く。


それから、ノートを開き一枚破ってシャーペンで走り書きをする。