それから、俺の隣に座って小さな声で
「覚えておけよ」
と言ったけど、俺はそんな台詞は一切気にしない。
「ナンノコトデスカ?」
わざとらしくカタコトで話すと、祥太郎が顔をくしゃっと歪める。
ドンっと音がして、同時に俺の右足に痛みが走った。
「いって!」
右足はどうやら、祥太郎の餌食になったらしい。
俺の大事な右足に何をするんだ。
今すぐ同じ様に仕返ししてやろうかと思ったけど、タイミング悪く朝食が運ばれたから仕方なく後でやり返す事にした。
元々、俺が原因って事は忘れて。
「いっただきまーす!」
「いただきまーーす!」
二人して手を合わせると、ご飯をかっ込んだ。
目玉焼きと鮭、昨日の残りのハンバーグ、味噌汁。
漬物、もうそれだけで十分だ。
朝食を食べ終えた俺達は、部屋に戻ると制服に着替える。



