シオン【完結】


「はあ~綺麗サッパリ」


本当にサッパリした顔で戻って来た祥太郎に笑いながら、今度は俺が風呂に入る。
すぐに出ると、祥太郎はベッドに寝転んでジャンピングを読んでいた。


だから、そこ、俺のベッド。


しかも、俺の母親、なんで俺がいない時に部屋に来て布団敷いてるの。
所狭しと床に広げられた布団を見て、溜め息をつきそうになる。


母親が祥太郎を気に入ってるから、わからなくはないけども。


「ジャンピング、面白過ぎ」

「ハイハイ、読んでいいからそこどけ」

「ええ~俺ここで寝る~」


そう言いながら、祥太郎は枕にまた顔を埋めてジタバタしていた。


「うるせー俺のベッドだああ」


無理矢理ベッドに乗ると、祥太郎を壁に押しやった。
流石にシングルベッドに二人はきつい。


「狭い」

「俺の台詞」


二人して天井を見ながら、笑い合う。