シオン【完結】


久美と出かける事だけじゃない。

俺は祥太郎がいなくなった後、久美と付き合ったのだから。



そんな事を言っても仕方ないのはわかってる。

俺のいた未来では祥太郎がいなかったんだ。


だから、それを咎められる事はない。




頭ではわかってるんだけど、祥太郎の笑顔を目の当たりにしてると顔を背けたくなってしまう。
諦めると決めたし、この事は墓まで持って行くつもりだから。



誰が信じるんだって。
俺は未来から来た俺です~なんての。


俺なら頭イっちゃったか?って思うわ。



天使の使いに口止めされてるけど、言うつもりは微塵もなかった。