ゆっくりと頷き、俺も手を合わせる。 久美。 早いな。あっという間だよ。 思い出して…正直、何度も何度も泣いた。 だけど、それじゃダメだって思ってるから安心しろよ。 すぐに、久美以上は見付けられないけど。 だけど、必ず久美以上を見付けてみせるから。 祥太郎と、競ってるんだ。 負けたら焼き肉奢りなって。 あ。だからって、焦って相手を探してるわけじゃないからな? “幸せになる為”に俺達は前を向いてるんだから。 心の中で、そう久美に向けて呟くと俺は目を開けてお墓を見つめる。