それから、俺も実家へと向かう。
久々の実家に懐かしさが込み上げた。
何も変わらない。
リビングに、自分の部屋。
あれから、きっと母親は俺の部屋を掃除してくれているんだろう。
配置とかは記憶と、ほぼ変わらないのに綺麗にされていた。
父親も帰宅して、その日はたくさん家族で会話をした。
翌日。
昼過ぎに祥太郎と待ち合わせした場所へと向かう。
久美のお墓のある霊園。
到着すると、既に祥太郎が来ていた。
祥太郎は仏花と、線香を手にしている。
「よっ」
「おう」
合流すると、並んで久美のお墓へと歩く。
だけど、そこには先客がいた。
……久美の母親だ。
「……あ」
祥太郎がそう言葉を零した。
それに気付いた久美の母親が、俺達を見て目を真ん丸にする。



