だけど、ハッキリと俺が好きだと書いたページ。
それは俺と久美が再会してから初めての祥太郎の墓参りの日だった。
そこには、俺は祥太郎の前で言った言葉が書かれていた。
…そっか、あれ聞かれてたんだ。
クリスマス。
俺が告白した時に、呟いた言葉。
きっと、無意識だったのかも。
やっと笑った、なんて言ったっけ。
でも、そう心の底から思って嬉しかったのは覚えてるから、きっと口に出てしまってたのかもしれない。
そして、19になり、誕生日が近付く度に久美は
【ハタチになるのが怖い】
そう、記していた。
俺の何倍も、久美は幸せを壊したくないと思っていたんだ。
…だから、あの日。
“私、今幸せなんだ”
久美の誕生日、兼俺の誕生日前日。
別れる間際に言った言葉。



