日付は祥太郎が死んだとされる二日前。
【○月×日
初めまして、過去の久美。
未来の久美です。】
……え?
………。
俺と付き合っていた久美は、二十歳になる前にこの事を知っていたのか?
その続きの文章を見て、目を見張った。
久美は自分の命が、祥太郎によって救われたのだと知ったんだ。
それによって、俺が死んだ事も。
……どんな想いで。
どんな想いで、久美は俺に接してたんだよ。
笑ってたんだよ。
目頭が熱くなるのを、俺は堪えながら読んで行く。
その続きはどうやら、俺と三回忌で再会してからのモノらしかった。
どんな事があったとか、色々書いてある。
俺とどこへ行ったとか、嬉しそうに。
そして、そんな自分に戸惑っている事も。
久美は祥太郎と、俺の間で迷っていたのか。



