「久しぶりだね」
って。
今みたく、笑窪の出来る笑顔じゃなくって。
ぎこちなく笑ってて。
俺が守ってやりたいって思った。
どれだけ苦しんで、泣いたんだろうって思うと俺まで胸が締め付けられる。
そんな久美の笑顔を守って行きたいって。
そう、思ったのは自然だと思うんだ。
そこから、連絡を取る様になり、何度もデートをして、次の年のクリスマスに俺から告白をしたんだ。
頬を染める彼女は、とても綺麗だった。
昔見た、笑窪を作り、目を細めて「私も好きです」って言ってくれた。
その時は余りの嬉しさに、人目も憚らず抱き締めたっけ。
そこから、喧嘩もしたりしたけど、お互い支え合って愛を育んで来たと思う。
もうすぐ三年経つ。
お互いの親も知ってるし、大学を卒業して就職したらプロポーズをしたいと思ってる。
そこまで久美を俺は大事に思っていた。



