シオン【完結】



その翌日、私は遼佑と交換したアドレス宛てにメールを送った。

簡単な挨拶のメール。
すぐに携帯が震えた。


【おう!久美の暇な日とかあったら教えてよ!】


暇な日か。今度の日曜かな。
私はそれに返信を打つ。


遼佑もどうやらその日が空いてたらしく、日曜に会う約束をした。


携帯をぱたりと閉じて、顔を上げる。
その視線の先にあったのはあの日記帳だった。


あれ以降、見る事がなかった日記帳。

それを再度、手にした。


ぱらっと最後のページを捲る。


先日、見た内容を再度読む。



あの時は、どうして?って気持ちが先立って考えられなかったけど。
今は未来の私の気持ちも何となくだけどわかりそうな気がする。


最後まで読んでて、私はその続きがあるって事に気付いた。