「ラストだったんですよ」
「うわあ、まじですか」
「よかったですね、クリスマスプレゼントですか?」
「はい、彼女に」
「まあ、素敵ですね」
包んでもらい、支払いを済ませてぶらぶらと歩いてると駅近くにある映画館が目に入った。
あ、後で座席予約しておこうっと。
行ってから席が端っことか、満席とか嫌だしな。
まあ、クリスマスより前だし、時期もずれてはいるから大丈夫だとは思うけど念の為。
…俺、ずっと久美の事考えてるな。
そんな自分に少し苦笑する。
俺が久美と連絡を取り合う様になったのは、祥太郎の三回忌で会ってからだ。
どうやって話しかけたらいいかわからなかった。
話しかけたい。
だけど、その術が思いつかない。
そう思ってたら、久美の方から話しかけて来た。



