【遼佑は明後日、私と祥君の目の前で死にます。】
「……は?」
何を言ってるの?
死んだのは祥君だ。
私の目の前で、彼は死んだ。
おぼろげだけど、それは微かに記憶がある様な気がする。
【私はショックで、それが原因で祥君とも長く続かなくて。
遼佑の事、好きだったのかなとかも考えちゃってさ。
いや、祥君の事本気で好きだったと今でも言えるけどね。
二十歳の誕生日を迎える前に出会ったのが、一人の少年だった。】
……じゃあ、これを書いてるのは19の時の私?って事?
私は更に続きを読み進めていく。
【一度だけ過去に戻れるって言われて、私は迷わず今に戻りたいって願った。
遼佑を助けたら、私は変わらず祥君と付き合っていけるんじゃないかって。
バカでしょ?
今の久美だったら、どうするかな。
二十歳になった時に、笑うかな。
そんで、祥君に教えてるかな。
どうなるのか、わかんないけど、私は…
私は遼佑を助けるために頑張るから。】
それを読み終えて、私の頭の中は軽くパニック状態だった。



