…しかも。
これ、誕生石じゃん。
ラピスラズリ。
決定。これに決定。
まさか、こんな早くに決まるとは思わなかった。
早速、明日見に行こうかな。
明日、久美はバイトだし、ちょうどいい。
あげた時の久美の顔を想像すると、ニヤニヤとしてしまう。
ウキウキしながら、俺はパソコンの電源を切るとベッドに潜り込んだ。
翌日、昼過ぎに目を覚ました俺は準備をして外に出ると、近くの銀行でお金をおろした。
それから、目当ての宝石店に向かう。
冷たい風が吹き、マフラーに顔を埋めた。
(…さび)
Pコートのポケットに手を突っ込みながら、電車を乗り継ぎ目当ての駅に到着すると真っ直ぐに宝石店へ進んだ。
店員さんにスマホで商品ページを見せると、すぐに出してくれた。
本物は画像よりも綺麗だ。
もちろん、即購入決定。



