「何でそんな事言うんだよ!!」
「っ!」
胸倉を掴むと、祥太郎は俺に迫った。
「俺はりょうだって大事な友達だって思ってんだよ!
だから、二人に嘘つかれてどうしたらいいかわかんねえのに!
何で久美とだけ仲直りしろって言うんだよ!!
お前は違うのかよ!!」
背後から足音がする。
久美が来たのかもしれない。
ああ、こんなところ、見られたくない。
「俺も、大事だよ」
「じゃあ何で!」
「だけど、俺はお前と久美の笑顔を守る方が先決なんだよ!」
「だから、それは久美と仲直りするだけじゃダメだって言ってんだろ!!」
言い合いする俺達に割って、入ったのは案の定久美だ。
「やめて!!」
どうにか、俺と祥太郎の間に入ろうとするが祥太郎の手ががっちりと俺を掴んでて久美の力じゃ解けない。
その間も、涙をボロボロと流す久美。



