シオン【完結】


無駄に焦る気持ち。

時間だけがただ淡々と過ぎて行く。



午後の授業なんて集中出来なかった。


朝まで笑ってたのに。


…三人の心はバラバラだ。



博美に声をかけて、久美も放課後話す様に伝えて貰った。
きっと、それはちゃんと伝わってると思う。


全部の授業が終わり、担任の話を聞く。
それから、号令がかけられて、祥太郎は無言で教室を出て行った。


部活に出る為に、俺もグラウンドへと向かう。
人前では久美と話さない様にしておいた。


こういう時、携帯って便利なんだなって思う。
文明の進化に感謝だな。

携帯を持ってないと、それはそれで不便だと思わないけど。




俺と祥太郎は部活中も一言も言葉を交わさなかった。