嘘つきな2人

「ねぇ。なんで、橘なわけ?」


彼女に対して、こんなことを聞くのは間違っているのかも知れない。


でも男として、橘の良いところなんてわからない。


チャラそうだし、チャラそうだし?


「あんたは、人の男をなんだと思ってる訳?」

「仕事は出来るけど、チャラくて、ダメ男」


ハハッ。と、隣の席から、笑い声が聞こえる。


なんか、、、嫌な予感がする。


「おい!モト。バレ、、、」

「雅人!!」


隣の席を覗き込んだ麻貴が、声を上げる。


、、、最悪。


一応誤魔化せるか、試すか。


「あ、橘さん。それに、千葉さんも」


遅いとわかっていながら、愛想よく、ニコッ。と笑って見せる。