10
「初めましてこんにちわ。
お願いします！
えーっと、まず俺の名前は柴倉尋貴といいます。皆さんのよく知っているであろうY中学校からやってきました。」
Y中…知ってる。
不良がすげえ多いところ。
屋根の上で殴り合いやら、
廃墟の窓ガラス割ったり。
「あ、ちなみに教科は理科です。
俺は三年生の授業も担当せんならんから、2.4組の授業を担当することになりますね、はい。」
ん、りかあああああ！！
私たちは2組だから、
私この人に伝達きくんだあ。
マジかよ。恐えーよ。
私の焦りとは裏腹に話はどんどんと進んでく。
