雅side
え、あの女と同じ班!?
「よっしゃっ」
あまりにもうれしかったから声に出してしまった。
「だよな~、俺らの班めっちゃラッキーじゃん、有栖川も乙川もどっちも絶世の美女。男子人気でNO.1 NO.2を争う2人がダブルで一緒とか、俺らついてる~」
「だまれ、要。」
「何~?最近機嫌悪いじゃん」
「関係ねぇだろ」
「なーに言ってんの、俺ら親友だろ?まあ、あえて聞かないでおいてやるよ。」
さすが俺と親友と言うだけあってこれ以上言うと俺がキレるって分かったんだろう。
要も言ってたがマジで俺らはラッキーだと思う。さっきから、周りの連中がうらやましがってる。
どーでもよかったオリエンテーションが楽しくなりそうだ。