私は智也の隣に行った


「智也…返事して?」

智也のお母さんが話し出した

「司、美玲ちゃん。よく聞いてくれるかしら」


わたしは首を縦に振った


「智也は二十歳まで生きれるかわからないの」

「そんな…」

私は逃げようとした

「美玲、よく聞け」
司が止めた

「でも智也は美玲ちゃんと司がいれば二十歳まで生きれなくてもいいっていってるわ。
でも、絶対明日が来るのが怖いと思う。智也を癒してくれるのは司と美玲ちゃんよ。
迷惑かけるけど智也を最後までよろしくね」

お母さんは泣いていた

「智也は死なないです。私たちをおいて死なないです。」

「美玲ちゃん、ありがとう」