私はあなたが大好きでした。本当にありがとう。楽しかったよ。でもね、まだ納得のいってない自分がいるの。欲張りだよね。もう、いないのに…。一番やっちゃいけないわがままだって知っているけど、でも諦めきれないんだ。いつかまた私の前に現れるって…。そう言ったのは…あなたなんだからね。責任とってよね
さっさと私の前に現れなさいよ。みっちりお説教してあげるわ。私はそう思いながら、大粒の涙を流した。

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私があなたと出会ったのは、寒く白い雪の降る、クリスマスだったね。
「はぁ、寒いなぁ、お父さん遅いなぁ、今日は残業だからお弁当持ってきてくれって言ったの自分なのに。」
と一人ブツブツ言っていると、
「クスクス…。寒いよね。ほら、大丈夫?俺のマフラーあげるから、これ巻いて
ね?」
そしてふわっと私に優しくマフラーを巻いてくれたのはのちに私の彼氏になる…
鈴木光輝だった。