白い監獄

私が発信ボタンを押しかけた瞬間、指が止まりました

タダノカンケイジャナイ…

「…え?」

私が竜井さんの顔をじっくり見つめると、彼は幸せそうに笑いました

「君が寝てる間に何回も何回も…愛し合ったじゃないか」

その言葉に、私の背筋がザワッと凍りつきます

アイシアッタ?

寝てる間?

私の身体を、この人が勝手に…

「最後の一線はまだ越えてないけど、やっぱりそこは同意がないと…」

不快感と苛立ちから私は携帯を見ました

その瞬間、竜井さんは私の行動に気付き慌てて近づいてきたので、私は携帯を彼の顔にぶつけました

彼がひるんだその瞬間、固定電話を取り短縮1を押しました

携帯に気をとられた竜井さんの負け

私は110を短縮1に入れておいたのです



私は敵を取った!村井の

そう信じて竜井さんの方を振り向きました