白い監獄

訳がわからない…

頭がおかしくなりそう!


二人揃ってどんな趣味なのよ!!



「私にも…睡眠薬を?」

「…雫」

「それとも変な薬で人体実験?」

「違うよ…。君は疲れていたから、ただの睡眠薬だよ。カップの縁に塗っておいたんだ」

カップ!!



そうか…、何を飲んでもカップを使えば、確実に眠ってしまう

だから湯飲み茶碗は大丈夫だったんだ…



私は竜井さんを見つめます

相変わらず優しい微笑みなのに、もう素敵になんて見えない

村井の方がずっと優しい


「ひどい…。自分勝手に…何で私なんですか?」

「君に初めて会った時から、好きになってしまったんだ…。それなのに君は俺をハラハラさせることばかりで、余計気になって」

「富山さんと付き合っているんじゃないんですか?」

「富山は同じ趣味を持った仲間だよ。まあ、富山の方が危険思考だけどね…」



私の頭の中でワイドショーがグルグルと回り始めた。

「あんな優秀な子に限って…」
「あのおとなしい子がまさか…」
「普段はとてもいい子だったのに…」

そんな人間が犯罪を犯している