白い監獄

そう思ったら冷や汗が首を通ったので、私が指で拭った瞬間妙に身体がすごくベタベタするのを感じました

なんだろう…気持ち悪い…

時間、まだあるからシャワー、浴びようかな…



私の身体はお湯に当てるとすごくヌルヌルして、それは足まで広がり不愉快でした

なんだろう、何で?

隣町で他殺死体が見つかった日、私の身体がベタベタする。

もしかして、私…何か関わっているんじゃないか…?そんな不安にまで襲われました



ピンポーン


夜9時


「異常ありませんか?」

「刑事さん、隣町の事件って…」

「何か知ってるんですか?」

「あ、いえ…ただ、竜井さんじゃないか心配で」

「まさか!あの人はスラッとしてるし、顔立ちだって立派だからあの人じゃないよ!もっと小柄で全然見たこともない男だから…」

「そうですよね、良かった!この前怪我したから、犯人はもしかしてって…」

「朝日さん、犯人が同一とは限らないので、あまり心配しないでください」

「そうですよね、すみません…」

「では」

そうだ、心配しすぎなんだよ、私…

竜井さんじゃなかった…