白い監獄

ガバッと起きると、私はベッドの上にいました

「ヤバい!寝ちゃったの!?」

時計を見ると朝の5時…

慌てて寒い中下に降りると、カップも教科書もこたつの横にきれいに並べていて、整理整頓していました。

こたつはいつも通りつけたまま

私、寝ちゃったんだ…

不思議なことなんかない、私はきっと限界で寝ちゃったんだ…

そう思いながら冷たくなった足をこたつに入れ、ニュースをつけながらまた続きを始めました



でも、疲れがピークなのか私がいつの間にか寝て、気がつくとベッドにいることが多くなりました…

私は勉強と緊張で、眠りに入るときの記憶が抜け落ちているみたいなのです…

自分がどうやって教科書を片付け、ストーブや電気を消して2階に上がるのか全く知らない、覚えていないのです…

毎日、毎日…

それなのに、毎朝スッキリと早い時間に目が覚めて勉強が出来る

疲れて寝るはずなのに?

私は毎日不思議で仕方がありませんでした…