白い監獄

刑事さんが何回か近所を見回りしてくれると言うので、私は甘えて家でしっかり勉強をしようと思いました

いつも通り課外を受けて、夜中まで勉強して、竜井さんには一度怪我がどうなったかだけ聞いて、後は忘れようと勉強に力を入れました

鍵を替えて、あの事件以来何となく気になることはあっても、前みたいに神経過敏になることはありませんでした

それより、いつあの来訪者が現れるのかが怖くてたまらない…



ピンポーン


時間は夜9時…

「はい」

チェーンをかけたままドアを開けます

「異常ありませんか?」

「大丈夫です」

いつもの日課

刑事さんが来てくれる…

私は安心するようになっていました



ふと時計を見ると11時

眠くなってきちゃったな〜

そう思いながらコーヒーを作って飲みながら勉強


私の日課です



だけど………