「犯人は若い男。青いダウンで、身長は170センチ弱。細身で、多分手首を捻挫してるはず…」
「捻挫?」
「はい、俺が犯人を捕まえた後殴られて地面に転がった時に、相手の足を掴んだんです。そしたら滑って転んで、思いっきり両手を着いて痛がってましたから…」
「なるほど…」
私はその光景を遠くから見ている感じがしました…
私の事なのに、二人は私の知らないことを話している
とっても不思議な感じ
竜井さんに頼るのはもうやめなければ。
もし私のせいで竜井さんが死んでしまったりしたら…
急に怖くなりました
誰かを盾になんかしたくない
私の恐怖が増幅するのと比例して、私は竜井さんにこれ以上甘えてはいけないという気持ちが強く芽生えました
翌日、午後の授業を休んで私は文化大に行きました
工学部の看板を見つけて中に入りうろうろ、キョロキョロ…
「あれ?南條高校?どうしたの?見学?」
優しそうな女の先輩に話しかけられました
「あ、あの…竜井先輩を探していまして」
「竜井?あ〜、ファンの子でしょ?止めた方がいいよ。薬学科の美人同級生と付き合ってるんだから!」
「捻挫?」
「はい、俺が犯人を捕まえた後殴られて地面に転がった時に、相手の足を掴んだんです。そしたら滑って転んで、思いっきり両手を着いて痛がってましたから…」
「なるほど…」
私はその光景を遠くから見ている感じがしました…
私の事なのに、二人は私の知らないことを話している
とっても不思議な感じ
竜井さんに頼るのはもうやめなければ。
もし私のせいで竜井さんが死んでしまったりしたら…
急に怖くなりました
誰かを盾になんかしたくない
私の恐怖が増幅するのと比例して、私は竜井さんにこれ以上甘えてはいけないという気持ちが強く芽生えました
翌日、午後の授業を休んで私は文化大に行きました
工学部の看板を見つけて中に入りうろうろ、キョロキョロ…
「あれ?南條高校?どうしたの?見学?」
優しそうな女の先輩に話しかけられました
「あ、あの…竜井先輩を探していまして」
「竜井?あ〜、ファンの子でしょ?止めた方がいいよ。薬学科の美人同級生と付き合ってるんだから!」



