白い監獄

「え!?謝らないでよ。俺が勝手にやってるだけで…
雫ちゃんのせいじゃないから…怪我だって俺のミスだし…」

竜井さんが慌てて話してくれます

でも、私はもうこれ以上竜井さんには甘えられない…


「竜井さん、怪我だって?」

私達が振り向くと、前に私の家に来てくれた年配の方の刑事さんがそこにいました

「例のストーカー?」

「ええ。彼女に好意があるみたいで…
ホント頭にきますよ!絶対取っ捕まえてやりたいです」

「はは、あんまり無理しないでください。相手は何してくるかわからないですからね…今回以上に酷いことにならないよう、後は警察に任せてください」

「警察に任せてこうなったんじゃないんですか?大体真剣に取り組んでるんですか?」

「…こうなった以上障害事件としても動いていきますので、犯人の特徴がわかれば…」