とうとう、バスも到着して、降りる時。
永谷は、まだスネてて先にさっさと、降りちゃって気が付けば私と広田くんの二人だけになっていた。
「そろそろ、僕達も降りよ!」
「そうだね!」
そう言って立ち上がった時、ポロっ。
広田くんのカバンについてたキーホルダーが落ちて、私が広い広田くんに渡した。
「かわいい、キーホルダーだねっ!」
そのキーホルダーは、私の好きなキャラクターのご当地限定のキーホルダーだった。
私が物欲しそうに見ていると...
「いる?」
「え!?良いの?」
「いいよ!」
って言って私のかばんに付けてくれた。

そして、修学旅行が終わった。