いつまでも大切な人

「お、おい!
なんで泣くんだ!?」





「…だ…だってぇ…私に手を差し伸べてくれた人…な…んて…貴方が初めて…ひっ…だったからぁ……」





彼は頭にハテナマークを何個も浮かべている





「まず立て。
そして歩け。
こんなどしゃぶりの中突っ立ってたら風邪引くだろーが。」





私は彼の手をかりて立ち上がった。





蛍光灯のおかげで彼の顔がしっかりと見えた