転校生


聖也は家族と共に引っ越した


サーカス小屋があった空き地は、当たり前だけど何もない


私は空き地に立って空を見上げた


「聖也!ありがとう」



雲の切れ間からのぞいた太陽


眩しくて目を閉じた


頭に浮かんだその中に


聖也の笑顔がはっきりと見えた



☆おわり☆