「香里は看病に来たのか?」 「うん…そのつもり」 「ありがとな!」 「熱は?」 「体温計が見つかんねぇ…」 聖也の額に手をあてたら、かなりの熱だった 冷却シートを脇の下に貼り付けた 「取り合えずお粥作るから…薬はその後ね」 「このぐらい…ゴホッ」 「ほら、ちゃんと横になって」