come across



うちの学校のサッカー部が強いとかは聞いたことないけど、楽しそうにサッカーをするのを見ていると顔が綻ぶ。

きっとサッカーが大好きなんだろうなあ。


クラスではあまり目立たないけど、ちゃんと部活やってたり、それに熱中してる時雨くんは格好良いと思った。


『おまたせー
 あれ?何見てる…あ、サッカー部?』


トイレから出てきた灯はそう言いながら、私の隣に並んだ。


「うん。灯 あのさ、マック行く道グラウンドの前を通ってもいい?」


『ふふ、なるほどねー!
 時雨くんが見たいんだな?』

「えっ、えっとぉー」


灯にはお見通しだったみたい。

ってか、分かっちゃうか。


だけど、どうしても 近くで時雨くんの部活してるところを見てみたかったんだ。


『青春だねぇ~いいよー?』

「ほっほんとに!?」


やった!!

きっと今の私は「ぱぁぁっ」ってキラキラした効果音が付くような顔してるんだろうな。

そんな私を見て、灯がちょっと笑った。