この時から少し時雨くんが気になるようになった。
朝、登校して来ると目で追ってしまう。
授業中もチラ見してしまったり…。
【何か暇じゃない?誰かー!】
グループトークも相変わらず盛り上がってて
基本的には誰か常に喋っている感じ。
私もちょっとだけ話に加われるようになっていた。
それは時雨くんの共感のお陰なのかなーと思う。
【なー!時雨今日なんで部活休んでんの?】
【今日は病院なんだよ!】
このグループの中で知ったけど、時雨くんはサッカー部らしい。
病院って、どこか悪いのかな?
【どこか悪いのー?】
私もこの話に加わった。
【んー、ちょっと足痛めちゃって】
サッカー部だから捻挫とかかな…大丈夫なのかな。
【そうなんだ!早く治るといいね!】
【うん!ありがと!任せとけ(^o^)】
「任せとけ」っていう言葉にどこか頼もしさを感じて
ぎゅっとスマホを握り締めた。
…うれしい。もっと話してみたいな。
グループトークじゃなくて、個人的に話してみたい。
