2442年世界は、人間の思想、空想、幻想が
現実に起こせる世界になっていた。
但しそれが、現実に
起こったとしても一日限り
正に夢現(ゆめうつつ)、儚き時代といっても良いだろう。
また叶えた思想、空想、幻想は、
同一人物では、二度同じ夢を現実の物に出来ない。

この世界になってから人間は皆、脳内にICチップなるものを
埋め込まれる。
そのチップには、叶えたらいけないタブーのキーワード
を思考させない制御プログラムが入っている。
このプログラムが、作動している為、犯罪、人類滅亡等が、
阻止されている。

また18歳からDream.a Magic:カードが配布される。
このカードを持っている者だけが、
思想、空想、幻想が現実に起こせる。

だがしかし…そんな世界に終止符が打たれた。
儚くも花火の如く一瞬に…
夢の世界は、人間の力で作られたが、皮肉にも
一人の人間が原因で壊された。




 この世から人間を消したい…




タブー中のタブーが現実に起きた。

そして…



 
   2444年人間は全て消え去った…





「 そんな夢現の時代を生きた青年が
     現実に起こした
One.Dream.a Story    」
  (一つの夢現な物語)