「なんでもないって」


頼にも美沙と同じようににっこりスマイルを見せた。


ごめん…嘘ついてっ…ごめん…


「ほんとかよ…」


頼…ごめんなさい…


「ほんとだってぇー!」


「そ、そうか…」


「うんっ!今日はありがとっ!これから家族来るから…今日は帰って…?ほんとにありがとう♪」


「お、おう!なんかあったら連絡しろよ!」


「うん…!頼…」


「どうした?」


「…大好きだよ…」


伝えたいこと…頼のこと…大好き。


好き、好き、大好き。


「俺も…愛してるよ…優華…」


そういって頼はギュッと抱きしめてくれた。